TOP INTERVIEW

トップインタビュー

サクサ株式会社
代表取締役社長
社長執行役員 CEO

齋藤 政利

サクサグループ企業理念

独創的な技術を核に、新しい価値を創造し、
活力とゆとりある社会の発展に貢献します。

事業ポートフォリオを変革し、
新しいサクサの誕生を目指していく。

サクサは長年、中堅・中小企業に対して、ビジネスホンなどの通信機器の企画から開発、生産、販売、保守までを行い、そのような中で、卓越した専門技術と、中堅・中小企業の強固な顧客基盤を築き上げてきた会社です。この実績のもと、さらなる飛躍を目指すため、「サクサは変わる。」と題した3カ年の中期経営計画を策定したのは2021年。その結果、2023年には、長期目標として設定した「売上高400億円、営業利益25億円、ROE6.5%以上」を前倒しで達成。しかしその一方、「サクサは変わる。」の中の最重要課題である「事業ポートフォリオの変革」の実現には至りませんでした。そこで策定したのが、2024年度から2026年度を対象期間した中期経営計画「共に創る未来」です。新しいサクサの誕生を目指して、私たちは今そのスタート地点に立っています。

モノづくりの技術力と、強力な販売網のもと、新しい事業を創造。

新しいサクサの誕生に向けた私たちの大きな強みは、顧客の要望に自社で開発して、提案から保守までワンストップで対応できる、いわば“モノづくり”の高度な技術力です。昨今“モノづくり”ビジネスが重要視されない風潮がある中で、私たちは“モノづくり”こそが、ビジネスの根底にあると考えています。もう一つの大きな強みは、中堅・中小企業に強力な販売網を持っていることです。
この技術力と販売網を活かして、顧客ニーズに合致する、新しい“モノづくり”を実現していく。その先に私たちの活路があります。例えば、世の中が音声のコミュニケーションから、ネットワークのコミュニケーションに変化していく中で、当社のビジネスホンを導入されているお客様にも、セキュリティ対策をはじめ、新たなニーズが生まれています。そこに対して、私たちはセキュリティ機器「SS7000」を開発し、今や大きな売上を占めるに至っています。この成功事例と同様、今後も顧客ニーズを反映した、新しい製品づくりを行い、新しい事業を起こし、新しいサクサを創造していこうと考えています。

パートナーとの共創により、お客様への価値提供を最大化する。

一方、企業に求められることが多様化・複雑化している中、「サクサの成長に向けて、事業ポートフォリオ変革を実現し、お客様への価値提供を最大化する」ことは、サクサ単体ではなし得ません。そのため、自社にこだわらず、企画、開発、販売など多方面で、積極的にパートナーの皆様との共創を行う必要があると考えています。新中期経営計画「共に創る未来」には、その思いが込められているのです。
例えば、映像・AIに強みを持つグループ会社のシステム・ケイと連携し、これまでの通信・音声に加え、映像・AIに関わるビジネスを伸ばしていくことも、共創に向けた戦略の一つです。また、M&Aの一環でソアー社の全株式を取得したのも同様。世界で初めて有機ELディスプレイの量産に成功するなど、高い技術力・生産力を有しているソアー社と、量産体制と品質に強みを持つサクサが共創することで、事業の拡大が図れると考えています。

プレイヤーとして、新しい経験に挑戦し、
成長し続けたい方に期待しています。

サクサは決して大きな会社ではありませんが、だからこそ、私自身も含めて、みんながプレイヤーとして活躍できると考えています。その上で、コミュニケーション(人と人がうまく連携して、効果的に業務を推進していく上で不可欠)、デザイン思考(自身の次の工程にいる人に伝わるよう、相手のことを考えて、自身の業務を行うこと)、おせっかい(自身の担当領域を越えて踏み込んでいくことで、業務のアウトプットの質を上げていくこと)の3つが重要だという共通認識を持っていただける方を求めています。
今後、世の中が急速に変わっていく中で、サクサの社員が取り組む事業や職務内容も様変わりしていくでしょう。私自身、新卒入社時はエンジニアでしたが、その後の人生の3分の2は企画や経営に従事してきました。新しく入社していただく方も、本人が希望すれば入社当初とは全く違う職務に就く機会があります。そのような時、新しいことを経験し学ぶことが、自身のいっそうのステップアップにつながる。そう思っていただける方に、私たちは期待しています。
会社は利益を出す集団。それはサクサも同様です。サクサの一人ひとりは、利益を出す集団の一員として、営業、開発などの役割を担っています。そのような中、私が新入社員の皆さんに期待していることが一つあります。それは、先輩社員では気づかない、「これ、おかしいな」「なぜ、このようなことをやっているのだろう」という気づきです。業務上必要な技術やスキルは、入社後、学べばいいこと。それとは別に堂々と疑問を発信していただきたい。それが私たちサクサの大きな糧になります。ぜひ、我々と一緒にみなさんの力を発揮してほしいと思います。自信を持って、サクサにジョインしてほしいと思います。

サクサグループ
企業ビジョン

つなげる技術の、その先へ。

つなげる技術とは、モノづくり、コトづくりを通じて、ヒトとヒト、モノとヒト、モノとモノをつなげる技術を指します。この技術を核としたプロダクト・ソリューションの提供を通じて、サステナブルな社会の実現、すなわちSDGs達成に貢献。企業価値を向上させるとともに、持続成長する企業を目指していきます。