Webフィルタリング

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( 1 ) Webフィルタリングとは?

インターネット上には、マルウェア(悪意のあるソフトウェアや悪質なコード)に感染させるサイトや、フィッシングなどの詐欺行為を目的としているサイトが数多く存在しています。どのサイトが危険か、利用者が事前に知ることは難しいため、技術的にサイトとの通信を監視することがWebフィルタリングの役割です。制限の方法は、データベースに登録したURLを遮断する「URLフィルタリング」と、キーワードの有無で閲覧を制限する「コンテンツフィルタリング」の2種類があります。

Webフィルタリングとは?

( 2 ) Webフィルタリングの役割

従来、Webフィルタリングは業務に関連のないサイトへのアクセスを制限することで、業務効率の向上を図るものという位置付けでした。近年では危険性のあるサイトへのアクセスを制限することで情報漏洩を防止するなど、セキュリティ対策として重要な役割を担うようになっています。ここでは、その役割の一部を紹介します。

マルウェアの感染防止

アクセスしたサイトから知らずにマルウェアをダウンロードする危険がある場合、サイトへのアクセスを遮断します。サイトだけでなく、メールからの感染リスクもあるため、マルウェアに感染したメールや不正なサイトへのアクセスを誘導する恐れのあるURLが貼り付けられたメールをブロックし、パソコンやネットワークへの侵入を防止します。

情報漏洩の防止

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)や掲示板への書き込みから情報漏洩に繋がるケースが増えています。SNSへのアクセスをブロックし、不要な書き込みなどによる情報漏洩を防止することに加え、業務と関係がないサイトへのアクセスを禁止し、業務の効率化も図ります。

サイバー攻撃は日々増え続けています。大切な情報資源をさまざまな脅威から守るためには、ウイルス対策だけでなく危険なサイトへアクセスしない、させない環境づくりが必要です。無料のソフトのほか、有償のWebフィルタリングサービスも提供されています。被害が発生する前に、対策することが肝要です。

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