今や様々な職場や施設に欠かせない防犯カメラ。しかし防犯カメラと一口に言っても、目的や用途によって選び方が異なります。大きさや形状、種類もたくさんある中から、どれを選べばいいのでしょうか。そこで今回は、防犯カメラの形状ごとの特徴や、どのようなところに適しているかをご紹介します。これから防犯カメラを導入したいという方は、ぜひこの記事を役立てていただければと思います。
今回のお悩み
職場で防犯カメラの導入を検討しているけれど、いろいろな形状や種類があるので迷ってしまう。職場に最適な防犯カメラを選ぶにあたってそれぞれの違いを知りたい。
私が解説します!
防犯カメラの形状は設置する場所や目的に合わせて多くの種類があります。防犯カメラの形状・種類ごとの特徴やメリットなどをご紹介しますので、自社の環境に合った防犯カメラ選びの参考にしてください。
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( 1 ) 最新の防犯カメラとは?
現在の防犯カメラは、ネットワークカメラが主流です。ネットワークカメラとは、文字通りインターネットに接続できるカメラのことで、別名「IPカメラ」と呼ばれます。カメラ自体にコンピュータが内蔵されており、IPアドレス(※1)が割り振られています。このため単独でインターネットに接続できるという特徴があります。
ネットワークカメラと似たものに「Webカメラ」がありますが、Webカメラにはコンピュータが内蔵されていないため、パソコンなどにつないで動作させなければならないという違いがあります。
録画方法について
ネットワークカメラの録画方法は、NVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)が一般的です。カメラ自体に録画機能は付いておらず、ネットワークを通じてNVRに映像を録画するというものです。
ネットワーク経由で録画データを送信するので、レコーダーを別の場所に設置しておくことができ、カメラにもしものことがあっても録画データを守ることができます。
( 2 ) 防犯カメラの形状・種類
防犯カメラにはさまざまな形状・種類があります。それぞれの特徴とどのようなところで使われているのかをご紹介します。
●ドームカメラ
不特定多数の人が多数出入りする施設等に広く普及しているボックス型の防犯カメラに比べ、威圧感が少なく、目立ちにくいタイプです。マンションやホテルのエントランス、飲食店やショップ、さらにオフィスでもよく設置されています。
●バレットカメラ
これはボックス型に保護カバーが付いたタイプです。保護カバーにより雨風や汚れに強く、主に駐車場など屋外での使用に向いています。
●PTZカメラ
上下左右(Pan)、傾ける(Tilt)、望遠(Zoom)の頭文字をとったネーミングからもわかるように、カメラの撮影先を自在に変更できる特徴があります。工場、商業施設などでよく利用されています。
●パノラマカメラ
360度の録画が可能という特徴を持っています。フロア全体を撮影したいとき、カメラの設置台数を減らしたい場合などに適しています。
●ウェッジドームカメラ
サイズが小さいタイプも人気です。防犯カメラによって雰囲気を損ねたくない空間、あるいは狭い場所や高い場所への設置にも向いています。
( 3 ) 防犯カメラの設置場所
防犯カメラは目的や用途に応じて、その形状・種類を選ぶことが重要です。設置場所を「屋外」と「屋内」に分けて、どのタイプを選ぶのが適切か考えてみましょう。
●屋外
玄関、駐車場、工場の出入荷場所など、屋外に設置するならバレット型が適しています。ボックス型も保護カバーを付けることで、屋外で使用可能です。
●屋内
屋内では威圧感を与えるボックス型よりも、雰囲気や景観を損ねないデザインのドーム型、PTZ型、全方位型、小型が好まれる傾向にあります。事務所内ならドーム型、広い工場内なら全方位型が向いていると言えるでしょう。
( 4 ) サクサiageカメラシステムの特徴
最後に、サクサのiageカメラシステムを例に挙げ、具体的な使用例や防犯に有効な機能についてご紹介します。
iageカメラシステムは、すべての製品がフルHD以上の高画質に対応しているため、鮮明な映像により人物の特定や行動の把握がはっきりとできます。またH.265(※2)に対応しており、従来のカメラより長時間録画できるなど、多くの特徴を備えています。
屋内・屋外を問わず利用できる
すべてのカメラが防塵・防水に優れており、屋内外を問わず設置することができます。また幅広い温湿度条件での動作が可能なので、寒暖差の激しいエリアなど、あらゆる環境で利用できます。
犯罪を未然に防げる
AI機能が搭載されている機種もあり、解析情報から人や車の検知を自動で行います。検知した場合には管理者に通知する機能も備わっているため、迅速な対応によって犯罪を未然に防ぐことができます。
また、iageセンサカメラでは、従来のような「見る/録る」だけでなく、人や車の侵入を自動的に検知し、さらに不審者を光や音で威嚇します。これまでの防犯や監視だけでなく、発見や抑止により、安心・安全な環境を提供します。
夜間もはっきり映せる
IR(赤外線)内臓のカメラもラインアップ。夜間でもモノクロでより見やすい映像を録画することができます。服装、表情などの細部まで高画質で映せることに加え、フルHD対応によって拡大しても鮮明な画像を再現することが可能です。
リモートで確認できる
iOSおよび、Android用のアプリケーション「DMSS」(※3)を無料で使えるため、離れた場所からスマートフォンからリモートでライブ映像や録画映像を確認できます。さらに、緊急時には事前に設定したアクション(回転灯、電気錠など)を行うことも可能です。
豊富なラインアップ
バレットカメラ、ドームカメラ、PTZカメラ、パノラマカメラ(全方位型)、ウェッジドームカメラ(小型)と、豊富なラインアップから環境や用途に適したカメラを選ぶことができます。
※3 DMSS:Dahua社が提供するアプリケーション。インターネットに接続して遠隔監視ができる。
( 5 ) まとめ
ここまで、さまざまな形状の防犯カメラの特徴や、用途に応じた設置場所についてご紹介してきました。防犯カメラ導入に際して、ぜひ参考にしていただければと思います。
サクサでは、今回ご紹介したiageカメラシステムをはじめ、課題解決に役立つツールのご提案を通して、中堅・中小企業のみなさまをサポートさせていただきます。ぜひ気軽にお問い合わせください。
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