会社と顧客への貢献度を高める
社員のモチベーションアップの方法

働き方改革の一環としてテレワークを推進している会社が増えていますが、テレワーク特有の働き方にモチベーションを低下させてしまう社員もいるようです。モチベーションを高め、働きがいややりがいをもって業務に取り組めるようにするためにはどうしたらいいか、その方法について紹介します。

今回のケース

社員のモチベーションをアップさせるためにどんな施策があるのか。具体的な方法について知りたい。

( 1 ) 社員のモチベーションアップのメリット

会社の業績をアップさせる要因はさまざまですが、その一つは社員のモチベーションです。モチベーションを高めることによって、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

  • 社員の離職率が低下する
  • 業務の質と生産性が向上する
  • エンゲージメントが高まる
  • 会社全体の士気が高まる

このように、モチベーションがアップすると会社の業績アップにつながることはさまざまな研究からもわかっています。しかし、会社の経営者や管理職の方の中には、社員のモチベーションアップにどう取り組むべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
それでは、具体的な取り組みについて考える前に、モチベーションと関係の深い人間の欲求について理解しましょう。

( 2 ) モチベーションに関係する人間の欲求とは

人の行動には、モチベーションとなる欲求が大きく関係しています。アメリカの心理学者マズローは人間の欲求を5段階に分類しています。(図1)

モチベーションに関係する人間の欲求とは

▲図1

  • 第1階層「生理的欲求」
    食事、睡眠、排せつなど、生きていくための本能的な欲求です。どんな時でもまずこの欲求を満たしたいと考えます。
  • 第2階層「安全欲求」
    危険を避け、健康で経済的に安定し、安全な場所に身を置いて暮らしたいという欲求です。
  • 第3階層「社会的(帰属)欲求」
    集団に所属し、仲間を集めようとする欲求です。物質的なものではなく、集団にとって自分がどう役立っているかを重視します。
  • 第4階層「尊厳(承認)欲求」
    所属する集団の中で評価を得たり、尊重されたりしたいという欲求です。自分を成長させる原動力になるとされています。
  • 第5階層「自己実現欲求」
    理想とする自分になりたいという欲求です。第1階層から第4階層のすべての欲求が満たされたうえで到達できる階層になります。
モチベーションに関係する人間の欲求とは

第1階層から第5階層に向けて高次の階層になります。低次のものが満たされると、次の階層の欲求を求めるとされています。階層を飛ばして欲求を満たすことはできず、良い結果は得られません。

( 3 ) 欲求の階層に対応した取り組み

それぞれの欲求を満たすためには、どんな取り組みが必要なのでしょうか。階層ごとに具体的な取り組みを見ていきましょう。

  • 第1階層「生理的欲求」を満たすワークライフバランスの充実
    長時間労働や休日出勤により、食事や睡眠、プライベートな時間が失われると、生理的欲求が満たされません。社員の適正な労働時間の管理、有給休暇の促進などに取り組み、ワークライフバランスを整えることが大切です。
  • 第2階層「安全欲求」を満たす会社の方向性の共有
    社員と経営者や管理職の方が同じ方向に向かって進んでいくためには、会社の事業計画や進むべき方向性、自分がやるべき業務などの情報を共有することが大切です。将来的な安心や会社が存続することで得られる経済的な安全を満たすことが必要です。
  • 第3階層「社会的(帰属)欲求」を満たす人間関係の構築
    社内のコミュニケーションを密にし、風通しの良い環境を作りましょう。仲間意識や共通の目的をもち、社員同士が存在を認め合えることで、この会社に居たい、みんなと働きたいという欲求を満たすことができます。
  • 第4階層「尊厳(承認)欲求を満たす評価制度の充実
    社員の働きを適正に評価し、高い評価を行うことは、会社に認めてもらっていると感じるきっかけになります。同時に、表彰制度によってほかの社員に向けて業績を称えることで、さらにモチベーションアップにつながります。
  • 第5階層「自己実現欲求」を満たすチャレンジできる環境
    社員が通常の業務の範囲を超え、チャレンジできる環境を整えます。社員自身が「こんなことをしたい」と思える状態で、さまざまな経験を積んで自ら成長するため、長期的な教育としても活用できます。

社員のモチベーションを高めるためには、一人ひとりの欲求に応じてどのようにコミュニケーションを行うかが重要になります。より良い環境を構築することは一朝一夕ではできませんが、階層に合わせて改善しながら取り組んでいくことで、より高次な階層へと進むことができます。

( 4 ) ビジネスチャットでコミュニケーションを活性化

ここからは、コミュニケーションの活性化に役立つサクサの「働き方改革サーバ GF1000II」による具体例をご紹介します。
社員が高いモチベーションをもって業務に取り組める環境を構築することは企業にとってとても重要です。「働き方改革サーバ GF1000II」は会社と社員のために、すぐに始められる働き方改革を提案しています。

「SMART Message(オプション)」によるビジネスチャット

社外にいながらリアルタイムで業務連絡や情報共有が行えるので、業務効率の向上につながります。個人チャットをはじめ、グループチャット、確認リクエスト、ファイル送付など機能も豊富で、コミュニケーションの活性化に役立ちます。また、高いセキュリティのため重要な情報の外部漏洩を防止します。

業務の効率化を図る機能が充実

このほか、スマートフォンがあれば、外出先から在宅勤務でも勤怠管理が可能で、出退勤の登録も簡単にできる機能を搭載しています。また、外出先で撮影した写真データをリアルタイムにGF1000IIに格納する「写真データ自動転送」、外出先でもFAXを受け取ることができる「FAXデータ自動転送」、外出先でも留守番電話などの録音が聞ける「録音データ自動転送」など、さまざまな情報の受け渡しも可能です。

お客様情報を共有する「顧客管理機能」

お客様の連絡先や営業活動の内容、提出したファイルを社内で共有するのに便利です。急な引継ぎなどの場合も活用でき、業務の効率化に最適です。また、GF1000IIはメールでは受け取れないサイズのファイルを社員同士、社員とお客様間で相互に届けられる機能もあります。

( 5 ) まとめ

ここまで社員が業務に対するモチベーショントを高めるメリットや、モチベーションを高めるための取り組みについて紹介してきました。「働き方改革サーバGF1000II」を活用して社員のモチベーションを高め、高い生産性の実現と、会社だけでなく顧客に対しても貢献できる組織作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。
サクサは、最適な製品・サービスの提案を通して中堅・中小企業のサポートをさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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