これからの主流!?
企業が進めるハイブリッドワークとは?メリットとデメリットを解説します!

ポストコロナ時代の働き方として、ハイブリッドワークが注目されています。ハイブリッドワークとは、コロナ禍によって広く浸透した在宅勤務を含むテレワークと実際のオフィスワークを柔軟に使い分けるワークスタイルのことです。今回はハイブリッドワークのメリットおよびデメリット、円滑に行うためのポイントについて紹介します。

今回のケース

コロナ禍によるテレワークを経て、ハイブリッドワークに移行する動きがあるとニュースで聞いた。どのようなものか知り自社で導入するべきかを検討したい。

( 1 ) ハイブリッドワークとは

ハイブリッドカーという言葉でもおなじみのように、ハイブリッドには「組み合わせる」という意味があります。つまりハイブリッドワークとは、オフィスワークとテレワークをミックスしたワークスタイルです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、業種にかかわらず多くの企業がテレワークを導入しました。その結果、あらためてオフィスワークの利点に気づいた人も多いでしょう。逆に、もはやテレワークの便利さを手放すことができない人も多いと思います。そこでどちらかを廃止するのではなく、オフィスワークとテレワークを両立させ、従業員が柔軟に働き方を選べるハイブリッドワークを取り入れる企業が増えています。これは、働き方改革を進めるうえでも重要な取り組みです。

( 2 ) ハイブリッドワークのメリットとデメリット

ハイブリッドワークには、主に以下のようなメリットが挙げられます。

〈メリット〉

●業務効率化や生産性向上につながる

「自宅では仕事がはかどる」「オフィスのほうが集中できる」など働きやすい環境は人によって異なるため、個々のパフォーマンスが最大化されることで業務効率がアップし、会社全体における生産性の向上が期待できます。

●テレワークによるコミュニケーション課題が軽減する

オフィスワークを活用することにより、テレワークで課題となっていたコミュニケーション不足や情報共有のしにくさなどの軽減も図れます。

●多様なライフスタイルに対応でき従業員の満足度が上がる

さまざまなライフスタイルに柔軟に対応することができるようになるため、従業員の満足度が向上します。これにより人材の流出を防ぐといった効果も期待できます。

一方で、会社としてはハイブリッドワークのデメリットにも目を向けておかなければなりません。

〈デメリット〉

●勤怠管理や人事評価面の課題

テレワーク以上に勤怠管理や人事評価の面で困難が伴います。従業員が自由に選べることにより、勤務場所などの把握が煩雑になるので、より厳密な管理体制が求められます。人事評価についても働き方によって差が出ることのないよう、正しく評価するための仕組みが必要になります。

●働き方の違いによる負担や不利益への不安

働き方の違いによって業務負担の偏りや、情報共有が不十分になるといったことが起こらないように、対策を講じることも重要です。

●情報漏洩などセキュリティ面のリスク

特に注意が必要なのはセキュリティ面への配慮です。パソコンなどのモバイル機器の持ち運びが増えるので、置き忘れや盗難などによる情報漏洩のリスクが高まります。また、サイバー攻撃マルウェア対策なども、より一層の強化が必要になります。

( 3 ) ハイブリッドワークを円滑に行うためのポイント

これらの課題を解決し、ハイブリッドワークを円滑に行うためのポイントを整理してみましょう。

〈適切な勤怠管理や人事評価が行える仕組みづくり〉

異なる勤務形態を管理するためには、勤怠管理ツールやグループウェアなどが有効です。勤務時間や業務状況などを遠隔でも把握することができます。また、勤務形態によって人事評価に差が出てはいけません。労働時間ではなく成果で評価するなど、不公平にならないような仕組みを整えることも重要です。さらに勤怠と人事評価をシステム連携することで、管理業務の効率化も図れます。

〈従業員のモチベーション維持〉

自由な働き方ができる一方で、業務負担の偏りを感じてモチベーションが下がり、従業員の二極化が起こる可能性もあります。業務の見える化やWeb会議などのコミュニケーションツールを活用することで、従業員の関係性やモチベーション維持に役立ちます。また、ルールを設定する際はあまり厳格にせず、部署やチーム単位で柔軟に行うとよいでしょう。

〈セキュリティ意識の向上と対策の強化〉

働き方が多様化するということは、それだけセキュリティ面の不安も増します。従業員に対する教育や研修を行い、セキュリティ意識を高めましょう。また、マルウェアに感染したりパソコンを紛失したりした場合の対処方法なども周知が必要です。そして、複雑化・巧妙化するサイバー攻撃マルウェア感染を防ぐための対策強化も今後はさらに重要になります。

( 4 ) 安心・安全なハイブリッドワークを実現する「SS7000II」

ハイブリッドワークを安全に行うためには、日々巧妙化するサイバー攻撃から自社を守り、従業員のテレワークにおけるセキュリティにも対応しなければなりません。そこで「具体的にどうすればいいのかわからない」という方におすすめなのが、UTM(統合脅威管理)です。サクサの「SS7000II」は、これ一台を導入するだけで、

安心・安全なハイブリッドワークを実現する「SS7000II」
  • 常に最新のセキュアなネットワーク環境を実現
  • ウイルス感染後の拡散を防止
  • メールの誤送信などによる情報漏洩を防止

など、さまざまなセキュリティリスクに対応します。
さらに注目したいのは、「SS7000II」にはオプションとしてハイブリッドワークにも適した機能が備わっていることです。

〈場所を選ばない働き方をサポート〉

社外にパソコンを持ち出すと、それだけセキュリティリスクは高まります。そこで、高いウイルス検出率を誇るセキュリティソフト「ESET」によってウイルスやフィッシングサイトなどからダブルガードし、エンドポイントセキュリティ(※1)にしっかりと対応します。

〈テレワークでも安全な環境を実現〉

テレワークにおけるネットワーク環境は、オフィスに比べてセキュリティ対策が不十分です。そこで社内ネットワークに直接接続し、VPN(※2)環境も簡単に構築できる「リモートコネクト」によって、テレワークでもオフィス同様に安全な環境で働くことができます。

※1 エンドポイントセキュリティ:パソコン、スマートフォンなど、末端(エンドポイント)の機器に対して行うセキュリティ対策。
※2 VPN:Virtual Private Networkの略。日本語では「仮想専用線」。特定の人だけが利用できる専用のネットワークのこと。

( 5 ) まとめ

多くの企業が進めているハイブリッドワークについて、ご理解いただけましたでしょうか。ハイブリッドワークには企業と従業員ともに多くのメリットがある一方で、柔軟な働き方に伴う仕組みづくりや、セキュリティリスクが増えてしまうといった注意すべき点もあります。サクサではリスクを防ぎ、働き方改革や生産性向上に貢献するツールのご提案を通して、中堅・中小企業をサポートさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

経営課題におけるトレンド情報や課題解決にお役立ていただける資料をまとめております。
ぜひ一度お読みください。

お役立ち資料一覧はこちら