必要最低限の投資でテレワークを導入
安全なリモートアクセスにより私物のパソコンでも安心のテレワーク環境を

コロナ禍後のニューノーマル時代の働き方として、テレワークが必要と感じている企業は多いのではないでしょうか。一方で、テレワークにおける十分な情報セキュリティ対策や通信環境の整備ができていない企業もあるようです。今回は必要最低限の投資でできるテレワーク導入と、その際の課題やリスク、リスク回避のための対策について紹介します。

今回のケース

テレワークを推進したいが、新たにノートパソコンやネットワーク環境を準備するのは大変。必要最低限の投資でテレワーク環境を構築する方法はないだろうか。

( 1 ) テレワーク導入における課題

東京商工会議所が実施した「中小企業のテレワーク実施状況に関する調査」によると、テレワークを実施するうえでの課題は、「情報セキュリティ」が56.7%と最も高く、「パソコンや通信環境の整備状況」も55.1%となっています。
こうした状況の中、私物のパソコンやスマートフォンの使用や、自宅のネットワークを介して会社の情報と通信しているケースも少なからず見られます。私物のパソコンでは会社側が十分な情報セキュリティ対策を行うことは困難です。しかし、メールなどによるトラブルも後を絶たない昨今では、情報セキュリティ対策なしにテレワークを実施することは、会社の信頼に関わる致命的なトラブルを引き起こしてしまう要因となってしまいます。

参照:東京商工会議所「中小企業のテレワーク実施状況に関する調査(2021年6月16日)」

( 2 ) テレワークで私物の情報端末を利用するリスク

私物の情報端末でテレワークを行う際、対策が十分でなければ、情報漏洩などリスクも高まります。実際にどのようなリスクがあるか理解しておきましょう。

ネットショッピングやデリバリーなどさまざまなサービスの利用に伴い、私物のパソコンに個人情報を登録している人も多いでしょう。そうとは知らず、悪質なWebサイトなどからマルウェア感染によって個人情報が流出したり、パスワードを使いまわしている場合には不正アクセスを受けたりするリスクが高まります。ほかにも、購入完了などのメールから不正なWebサイトへ誘導し、個人情報を詐取するフィッシング被害やIDやパスワードなど認証情報の漏洩被害も後を絶ちません。
自宅のネットワークは会社に比べるとセキュリティが低い場合もあります。どこかに脆弱性があれば、私物のパソコンや自宅のネットワークを利用したテレワーク環境の安全性が損なわれ、結果として会社の情報が漏洩する危険性も考えられます。

( 3 ) 安全なテレワークのための対策

安全なテレワークを実施するためには、ネットワーク環境のセキュリティ強化は欠かせません。しかし、社員個人の対応に頼っていてはセキュリティに対する知識やスキルの有無、レベルの違いから十分な対策を行うことは困難です。そこで、簡単に環境を構築できる機器やサービスを利用することで、私物のパソコンや自宅のネットワークであっても、個人の力量に左右されず高いセキュリティ環境を実現することが可能です。

もちろん、環境を整備するだけではなく、仕事のやり方に対するルールやセキュリティガイドライン、情報管理の仕方などを策定し、取り組んでいくことも重要です。PDCAサイクルを回し、セキュリティに対する意識の向上を図るようにしましょう。

( 4 ) 1台で複数の脅威から会社の資産を守るセキュリティツール

1台で複数の脅威から会社の資産を守るセキュリティツール

サクサではさまざまなネットワークセキュリティの課題を解決する製品やサービスをご提案しています。今回はスキルの高いエンジニアが不在でも、1台でさまざまな脅威から個人情報や会社の大切なIT資産、信頼を守る「UTM(統合脅威管理アプライアンス)SS7000II」をご紹介します。

テレワークのセキュリティ対策

社内ネットワークに直接接続できる「リモートコネクト」(オプション)により、VPN(ヴァーチャル プライベート ネットワーク)環境を簡単に構築することができます。自宅から私物の情報端末で社内のネットワークにアクセス可能です。オフィス同様に会社内のIT資産を活用できます。
また、「エンドポイントセキュリティ」(オプション)によって、個別の設定に頼ることなく私物のパソコンのセキュリティを高めます。UTMエンドポイントのダブルガードで、さまざまなウイルスやフィッシングサイトなどの脅威を排除し、場所を選ばない働き方をサポートします。

サイバー攻撃対策

Webフィルタリングやアンチウイルスにより、危険なサイトへのアクセス防止や最新のウイルス検疫が可能です。

メールセキュリティ

スパムメールや迷惑メールを自動で振り分けることができ、フィッシングサイトへの誘導など危険な動作や無駄な作業から社員を解放します。

高速通信で生産性を最適化

通信速度を大幅にアップさせ、アンチウイルススループット560Mbpsを実現しました。高速通信のまま、安全に業務に取り組むことができます。

( 5 ) まとめ

テレワークにおけるリスクや、私物のパソコンや自宅のネットワークでも高いセキュリティを保つための対策について紹介してきました。セキュリティ対策の第一歩として、1台でさまざまなリスクの対策が可能なUTMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
サクサは、最適な製品やサービスの提案を通して、情報セキュリティ対策のサポートをさせていただきます。ぜひ気軽にご相談ください。

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