中期経営計画

2024-2026 中期経営計画「共に創る未来」

サクサは、2030 年のありたい姿に向け、2024 年度から2026 年度までの3ヵ年の中期経営計画『2024-2026 中期経営計画「共に創る未来」』を策定いたしました。
本中期経営計画期間をPhase1の「Charge」と位置づけ、成長を遂げ、事業ポートフォリオの変革を実現していくためのチャージ期間と捉え、2030 年のありたい姿を実現していきます。

2024-2026中期経営計画「共に創る未来」
コンセプトムービー

2024-2026中期経営計画「共に創る未来」
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代表取締役 社長執行役員 CEO 齋藤政利による2024-2026中期経営計画「共に創る未来」説明動画
中期経営計画の位置づけ

ありたい姿

サクサは、モノづくり企業の矜持を胸に、デジタル技術とパートナーとの共創でお客様のDX を支えられる存在になりたいと考えます。
2030 年のありたい姿として「中堅・中小企業のDX 推進のサポーター」になることを大きな方向性として掲げます。

中期経営計画 変革の方向性

基本方針テーマ

2024-2026 中期経営計画の基本方針テーマとして「共に創る未来」を掲げます。
お客様・パートナー・サクサとの共創を通して、中堅・中小企業のDX 推進のサポーターとして、新たな価値提供を実現していきます。

基本方針テーマ

基本方針 3つの構成要素

本中期経営計画のテーマである「共に創る未来」では、3つの要素で構成されています。
コアとなる「成長戦略」、その成長戦略を「経営基盤」である【DX、資本、人財】の3本柱で支えます。
そして、土台となるサステナビリティへの取組である「社会的責任」にも取り組みます。
成長戦略を実現するための事業変革のテーマは「モノづくりas a Service」です。
「モノづくりas a Service」の事業ポートフォリオ変革により、お客様の成長を促す新たな価値提供を実現します。

基本方針テーマ

成長戦略「モノづくり as a Service」

「モノづくり as a Service」は、お客さまとパートナーとサクサが、三位一体で共創エンジンを回していくことにあります。
駆動力となるのは、お客様に価値提供をする形を整える「バリューチェーン変革」と、自社にこだわらずにイノベーションを考える「オープンイノベーション」です。
既存事業の選択と集中を、バリューチェーン変革により加速させることで、我々の得意なモノづくりを洗練化します。
お客様ニーズに応える新規事業をデザイン思考で創っていくことも検討していきます。
一方、新規事業からバリューチェーン変革を経由すると、モノづくりにおけるODM やEMS の拡大が期待できます。
オープンイノベーションを通じて、パートナーの皆さんと組めば、データを活用した、新たなサービスの提供に挑戦することができると考えます。
このように共創エンジンが回り、機能しはじめると、価値提供する様々な製品やサービスが泡の様に生まれてきます。

事業変革[モノづくり as a Service]

「モノづくり as a Service」が提供する価値

[モノづくり as a Service]の適用例

DX で支える

共創の実現に向けて、サクサでは共通データ基盤を介してデータから顧客の抱える課題を深く理解し、他社と協業しその課題解決にチャレンジできる環境を作ります。その土台として2 つのプラットフォームを掲げており、DX 事業推進プラットフォームでは、バリューチェーン全体がデジタル化し、営業や保守など顧客接点で得られた情報を、開発や生産にフィードバックすることで顧客のニーズに応える商品・サービスを実現します。また、SAXA DX Service プラットフォームでは、顧客の持つ製品と直接つながり、顧客情報を取得することで抱えている課題をとらえ、またプラットフォームを介してビジネスパートナーと連携することで課題解決に向けたオープンイノベーションを創出します。

DXで支える

資本で支える

資本コスト・株価を意識した経営として、株主資本コストを上回るROE の持続的な達成を目指します。
現状、株主資本コストは6.0 ~ 7.0%でありますが、今後、国債金利の上昇により、株主資本コストも上昇していくと想定しております。
当社は、上昇していく株主資本コストを上回るROE の持続的な達成のため、2つの指標を意識して経営していきます。
まず、1つ目の指標として、資本収益性向上のため、財務健全性を確保しつつ、有利子負債を活用し、財務レバレッジを効かせていきます。
次に、2つ目の指標として、市場評価であるPBR を、積極的な成長投資、株主還元を行うことで、早期に1 倍以上を目指します。

資本コスト・株価を意識した経営の実現

キャッシュインについては、営業CF において事業利益率の改善、有利子負債の活用においてD/E( デーイー) レシオを意識し、有利子負債を積極的に活用していきます。
一方、キャッシュアウトについては、中期経営計画の実現に必要な成長・育成領域、DX、人的資本、設備の維持更新に積極的に投資を行い、必要に応じてM&A も検討を行っていきます。これらの成長投資に重点配分しながら、適切な水準の株主還元を実行します。本中期経営計画期間は、1 株当たり年間135 円配当を継続します。

資本で支える キャピタルアロケーションの方針

人財で支える

「共に創る未来」を推進するために必要な人財の採用・育成および組織の風土作りを実現していきます。
“採用” については「共に創る未来」を推進することができる人財を、幅広い層で獲得していきます。
“育成” についてはDX 視点を備えた経営人財や、デザイン思考でビジネス開発ができる人財、そして確実なノウハウ伝達を可能とするシニア層の活用を進めます。
“風土” については、社員・会社双方の成長を促す関係を醸成し、オープンなマインドで社内外を問わず互いを尊重し合う風土を目指します。

人財で支える 取組みの方向性

サステナビリティ重要課題

サクサグループは、国際基準・ガイドライン・当社グループが目指す価値観および事業戦略との整合を考慮し、サステナビリティ推進委員会で社外有識者を交えての議論を進め、当社グループのサステナビリティ重要課題を特定しています。ガバナンス、環境、社会それぞれについて、特にサクサとして注力すべき重要課題に対し、KPI を策定しております。

サステナビリティ重要課題の主要KPI

数値目標

積極的な成長投資により、お客様への価値提供を最大化し利益を拡大することで2026年度 ROE 8.0%の実現を目指します。2030 年度に向けて持続的な成長を続け、ROE 8.0%を維持していきます。

数値目標